大分・宮崎・熊本を旅する
高千穂・阿蘇周辺の旅
大分空港〜高千穂〜阿蘇〜熊本空港

神話の古里・神様の町を旅する

梅雨の盛り、お天気が心配でしたが大分県・宮崎県・熊本県と梅雨の晴れ間?で雨に遭わずに、 7月6日〜8日神話の町を旅してきました。
その後の豪雨で大変な被害が発生しましたね。



● 三日間観光タクシーをお願いしました。

今までの旅行では、空港からレンタカーでカーナビ頼りに気ままに観光しましたが
今回は家人が、もう十分に年をとっているので、疲れるでしょうから専門家にお願いしましたと
観光タクシーを 手配してくれました。羽田を10時20分発(滑走路が混んでいて15分位遅れ)で
大分空港 11時40分過ぎ、空港に私の名前を書いた紙を胸前に運転手さんが出迎えてくれました。
観光タクシー 観光タクシー
(富山の光岡自動車製の世界に、これしかない一台、珍しい車です。お話の上手な運転手さんでした。)


● 海地獄・九重夢¢蜥ン橋・岩井高地下深層水・滝廉太郎旧宅

運転手さんが、どちら方面をご案内しましょうか?と、家人が観光ツアーで数度来て天候や時間の都合等などで 再度訪ねたい場所、新たに行っててみたい場所をメモった紙きれを渡す。私は、全国「八幡神宮」の総本宮「宇佐神宮」へ 行ってみたいと・・・、方向が逆で時間がが足りないということでパスすることに。

お昼御飯はどんなものが良いですか、と運転手さん。お魚が良いね、で別府のフェリーが発着する港のすぐそば「おさかな工房浜本」で美味しい食事を頂きました。

空港から食事処までの車中運転手さんの説明があり、宇佐神宮から見て東に位置するので国東(半島)となり、宇佐神宮庇護のもとに神仏習合の寺院集団(天台宗)が形成され、中国からの修行僧が大勢いた。両子山の中腹にある「両子寺」は、子授かり寺としても有名で「秋篠宮妃紀子さま」もお参りされ、男の子が誕生した。と、話術巧みに話をしてくれました。

食事後、一ヶ所「海地獄」へ寄って「夢大吊橋」へ行きましょうと、別府温泉の成り立ち等を車中で聴きながら、九州横断道路今は「山並みハイウエイ(県道11号線)」を走ります。

国指定名勝・海地獄

正門
赤地獄
(海地獄入口と赤地獄 大正九年昭和天皇が皇太子のとき「地獄のようですね」と言われ、
また池の色が海の色に見えるので「海地獄」となった。)
お湯池 蓮池
(98度のお湯を吹き上げる間歇泉と海色の池に「おお おにはす)

日本一の大吊橋・九重夢¢蜥ン橋

家人が4年前の旅行で行ってみたいと希望したが、完成したばかりで混雑して中止、今回は4年経過しているので寄ってみました。観光タクシーの運転手さんの説明では、来場者が多く開通して2年で建設費を償却したとか。 高さ173m 長さ390mで、当日は吊橋から見える山肌を沢へ落ちる滝水が2本見えました。
大吊橋 大吊橋
大吊橋 滝
(どこから人が湧き出てくるのか?この場所は人が多い。怖いと脇見もせず必死で歩いている方もいました)


○ 岩井高地地下深層水(男池・黒岳の地下水群)

今日のお宿高千穂まで、城下町竹田の町へ寄って行くことになっているが、途中炭酸水の美味しい水がこんこんと出ているところがあるので行ってみましょうと運転手さん。
水汲場 効能書き
(水汲み取り場) (効能書き)
番人?が小屋にいました。取水の量により有料となるそうです。周囲に水田・牧場・ゴルフ場等なく、農薬の汚染は一切ないと説明あり。

岡城(跡)城下町の竹田

滝廉太郎旧家 滝廉太郎旧家
(滝廉太郎旧家の門と玄関口)
廉太郎トンネル 案内標識
(廉太郎トンネル 廉太郎の曲が流れている)(名所の案内標識)
滝見橋 滝見橋
滝見橋(吊橋) (滝見橋その2)
滝(1) 滝(2)
(滝見橋から緒方川の滝 その1)(緒方川の滝 その2)


● 天孫降臨の地「高千穂」

高千穂のお宿「ホテル・四季見」にて

夕暮れに、一晩お世話になる「四季見」到着です。フロントで、お神楽を見に行かれますか?行かれるのであれば食事をすぐに用意します、とのこと。 お神楽は高千穂神社で行われるので、7時半出発の車で送迎します。で、早速食事をとりました。
夕食" 夕食
(夕食です、美味しいお酒が竹筒に入れてありました)
宿泊した別館 宿泊した別館
(泊った別館です。お風呂は大型で、トイレは自動でふたが開く最新式でした)

○ 夜神楽(岩戸神楽)を見に行きました

高千穂地方に伝承されている神楽は、天照大神が天の岩戸に隠れられた折に、岩戸の前で「天鈿女命(あまのうずめのみこと)」「が調子面白く舞ったのが始まりで、「重要無形民俗文化財」に指定されている。毎年11月末から2月にかけ、各村々で33番の夜神楽を実施して、秋の実りにたいする感謝と翌年の豊饒を祈願する。
その中の4番の舞を見せていただきました。@手力雄(たちからお)の舞い・A鈿女(うずめ)の舞い・B戸取の舞い・C御神躰の舞い です。
夜神楽の客
(夜神楽を見に各ホテルからの客)
夜神楽の説明
(夜神楽の説明と解説を)
手力雄
(手力雄(たちからお)の舞い)
鈿女
(鈿女(うずめ)の舞い)
御神躰の舞い
(御神躰の舞い その1)
御神躰の舞い
(御神躰の舞い その2)
こちらへ来る車中で、運転手兼ガイド役からイザナギのミコト と イザナミのミコトが天上界から降臨しイネ(コメ)でお酒を造り酔って睦じあい、天照大神が生まれ・・・・と、なが〜い語りを聞いていたので舞の趣旨がわかりました。

さて、翌朝朝食時に宿の支配人が宿泊御礼の挨拶の後、この地方に伝わる「刈干切唄元唄」を美声で唄われ、朝の気分が食事とともにとても清々しくなりました。
おもてなしの心がいきとどいている「ホテル四季見」はこちらから
朝食 客の名前
朝食ですお客の名前が書いてある漬物の器


天岩戸神社・くしふる神社・荒立(建)宮 そのほか

○ 天岩戸神社付近

御祭神は「天照皇大神」で、お弟「素盞鳴尊(すさのおのみこと)」を避け岩戸に籠ったその御神蹟を奉り、西本宮は拝殿のみの社で、御神域を御神体として祭祀している。

岩戸を取り除いた
(手力雄が岩戸を取り除いた)
正面入り口
(社殿入り口)
案内人
(神官が由来を説明しています)
案内図
(境内案内図)
天安河原
(岩戸へ籠った天照大神が出てくるように八百萬神が集まり相談したところ)
遥拝所
(高天原遥拝所)
くしふる神社
(くしふる神社参道)
くしふる神社
(くしふる神社、神話で天孫降臨の地とされる)
* くしふる神社の漢字は、禾辺に治療を受けている患者の患を書き觸と続けて書きますが、「unicode」文字なので表示不能でした。
荒立宮 天真名井
(猿田彦・天鈿女を主神とした「荒立ち宮」)(御神水として信仰されている天真名井)


高千穂峡周辺

○ 高千穂峡

天真名井の滝 天真名井の滝
(日本滝100選 天真名井の滝)
欧穴 屏風岩
(岩盤からなる河床にできる円形の深い穴)(仙人の屏風岩)


○ 国見ケ丘(宮崎県)・幣立神社(熊本県)

像 彫物
(国見ケ丘の神の像)(彫物(えりもの))
幣立神社 幣立神社
(高天原日の宮の伝承をもつ国始めの尊宮 神武天皇のご発輦の原点 神漏岐命・神漏美命・天照大御神など最高の神を祀る)


○ 通潤橋・白川吉見神社

標識 通潤橋
(道の家通潤橋標識)(通潤橋 田んぼに給水中なので放水しない)
吉見神社 吉見神社
(境内に白川水源の名水が湧き出ている。日本一うまい水と吉見神社)


阿蘇周辺

阿蘇山を左にみて車は進んでいる。根子岳、中岳、高岳、烏帽子岳、杵島岳と運転手さんが説明している。また、この阿蘇五岳はお釈迦さまが仰向けに寝ている姿に似ていることから
「阿蘇の涅槃像」と呼ばれている。今日のお宿は阿蘇山の向こう側ですよと。
阿蘇山を一周した感じで、お宿の「阿蘇プラザホテル」へチェックイン。
お天気が良いと明日の朝は涅槃像が近くで良く見えますよ。でも、翌朝は曇っていました。

ホテル 食事
(阿蘇プラザホテルと食事)
中岳火口 中岳火口
(阿蘇中岳火口)(阿蘇中岳火口)
阿蘇神社 阿蘇神社
(阿蘇神社大楼門 左と 本殿)
国造神社 国造神社
(国造神社参道)(国造神社本殿)
手野の杉 手野の杉
(元 国指定天然記念物 平成3年台風で地上11mで折損した)
阿蘇国造神社は、阿蘇神社の本宮で境内に幹回り12m、高さ60m、樹齢2000年という大きな杉の木があったが 台風で折損し、写真のように保存されている。
今回の旅、高千穂神社から始まり国造神社まで7神社を巡りました。

○ 菊池渓谷

熊本県北部の阿蘇外輪山西北部、菊池川の上流域の標高400〜900mの間にある渓谷。
外輪山の伏流水が流れ景観の良い渓谷です。
黎明の滝 水粒を吹き上げて
(黎明の滝)(水粒を吹き上げて流れている)
渓谷1 渓谷2
(渓谷の流れ その1)
渓谷 渓谷4
(渓谷の流れ その2)
渓谷1 渓谷2
(渓谷に沿って散策道を歩く)
渓谷5 渓谷6
(渓谷の流れ その3)
掛幕の滝 黎明の滝 その2
(掛幕の滝)(黎明の滝 その2)



今回の旅は、日程の都合もあり梅雨真最中の行程でしたが、旅の間梅雨が中休みをしてくれたようで、雨に遭わず神話の古里巡りをしてきました。口蹄疫が流行し行く道みちで消毒ヶ所が設けられ、乗っている観光タクシーも再三消毒しました。この旅の後、九州地方では豪雨に見舞われ、大変な被害が発生しましたね。お見舞い申し上げます。