小豆島と周辺の旅



平成22年(2010年)12月1日・2日小豆島を訪ねた。

かねてより家人が、小豆島へ行こうと各旅行社の資料を調べていたようだ
旅行社のツアーはいろいろな所をまわるコースばかり、小豆島巡りのみの
コースはなかったようで、淡路島や姫路城も行く先にあったが
小豆島をメインにし他は最小の、今回のコースを選定したとのこと

9月末か10月始め、家人に旅行代金振り込みを依頼された時は
出発時間もゆっくりで、のんびりコースかと 思っていたが
出発数日前の家人の説明は、羽田空港へ6時40分までに行くとのこと

行く先も、徳島空港とばかりひとり合点していたが、伊丹空港でした。



コース概要


伊丹空港 ⇒ 中国道 ⇒ 阪神高速 ⇒ 神戸・淡路・鳴門 ⇒ 明石海峡大橋 ⇒ 
淡路ハイウエイオアシス ⇒  鳴門大橋 ⇒ 鳴門公園 ⇒ 栗林(りつりん)公園 ⇒ 高松港 
⇒ 土庄(とのしょう)港で小豆島へ。 ⇒  平和の群像 ⇒ 天使の散歩道(エンジェルロード)⇒ 『お宿へ』
小豆島オリーブ公園 ⇒ 岬の分教場 ⇒ 寒霞渓 ⇒ 福田港 ⇒ 姫路港 ⇒ 姫路城 ⇒
 山陽道 ⇒ 中国道 ⇒  伊丹空港



兵庫県立・淡路島公園

明石大橋 標識
△ 兵庫県立淡路島公園より明石海峡大橋を望む
オアシス 花の谷
△ 淡路ハイウエイオアシス△ オアシス裏の公園(花の谷)
大鳴門橋

鳴門公園、何回か来た風景だ。大鳴門橋が出来て今年で25年、建設時の計画では
新幹線を通す予定であったが諸般の事情で計画中止?
現在は、「渦の道」として観光通路になっている。この渦の道も開通10周年とか。
鳴門大橋 渦の道
△ 大鳴門大橋 △ 渦の道入口


特別名勝・栗林(りつりん)公園

栗林公園地図

元亀、天正のころ当地の豪族が築庭し、寛永年間讃岐領主生駒高俊によって南湖一帯が造園され、寛永19年(1642年) 松平頼重に引き継がれ、以来5代松平頼恭に至る100年余の間、歴代の藩主が修築を重ね延享2年(1745年)完成。 明治の廃置県で新政府の所有となり、明治8年県立公園として一般公開された。

国の特別公園に指定されている庭園の中で、最大の広さを持つ栗林公園は、松の緑濃い紫雲山を背景に6つの池と13の築山を 巧みに配置、江戸初期の回遊式大名庭園として、優れた地割、石組みを有し、木石の雅趣に富んでいる。
入口 松
△ チケット売り場(入口) △ 見事なクロマツです
松 松
△ お手植えの松とありました △ 鶴亀松(別名・百石松)
松 手入れ
△ 松の廊下みたいです △ 剪定作業をしていました
紅葉 日暮亭
△ 日暮亭への道 △ 日暮亭と紅葉
青鷺 紅葉
△ スイレン池に青鷺 △ 水面に映る紅葉
池に松 松並木
△ 池に映える松 △ 松並木の道

松の育ちは遅いが手入れが行き届き、100年を経過しての趣。クロマツがほぼ90%ぐらい、ところどころに赤松が。 一日眺めていても飽きない庭園です。

高松港〜土庄港

フエリー 瀬戸内
△ 行き交うフェリー△ 八栗五剣山がみえる

今回の目的地、小豆島へ上陸です。かなり太陽が低い位置にあり夕暮れがせまってきました。
園内図

日暮れの中、土庄港そばの「平和の群像」へ、さらに「エンジェルロード」の海岸まで行き島影へ沈む 素晴らしい夕日にしばし見とれていました。
平和の群像 エンジェルロードへの看板
夕日 夕日
△ 瀬戸内海へ沈む夕日


お宿「鹿島荘」

8時半からフロント前で餅つきが始まりました。宿泊客も杵を振り上げ突いています、出来上がった餅は 黄な粉をまぶし、宿泊客へふるまって皆さんおいしいと喜んで食べていました。
餅つき 餅つき
△ まずは、お宿の方が米つぶしをして、宿泊客が杵を持つ。
餅つき 餅つき
△ 宿泊客も杵を持って突く人、見守る人 さて、どんな餅に仕上がるか。
餅ちぎっり 黄な粉付け
△ 突きあがった餅をちぎり黄な粉をまぶし、宿泊客は大喜びでおなかの中へ。
朝日 お宿
△ お宿の窓から朝日を見ました(左)。 朝日を浴びているお宿です(右)。


小豆島オリーブ公園

オリーブの種類は、世界に何百種類(300?)あるが、日本には50種類ぐらいとか。付近にはオリーブ畑が広がり、散策することも 出来るようだ。また、天然温泉もあるとか。
サン・オリーブ オリーブ記念館
△ オリーブ園の洒落た建物。
オリーブ オリーブ
△ オリーブの木です。


寒霞渓

山頂は紅葉も終わっていました。一週間か10日前が見どころではなかったか。最盛期は大勢の人で混雑し展望大も順番待ちだとか。 バスで山頂まで行き、ロープウエイで紅雲駅まで降りました。紅雲駅周辺は紅葉が残っていて景色が良かった。
寒霞渓は「日本三大渓谷美」の一つと称され、東西8km、南北4kmにわたり奇岩怪石が広がり紅葉でなくても奇岩を見ているだけでも良いのでは。

奇岩 ロープウエイ
△ 山頂の展望台からの景色。△ ロープウエイ その1
ロープウエイ 岩と紅葉
△ ロープウエイで下がってくると景色が良くなる。
紅雲駅 紅雲駅
△ 紅雲駅周辺です。ここからバスで下界へ降りました。


岬の分教場

小豆島出身の坪井栄の小説「24の瞳」の舞台となって有名になる。明治35年(1902)、田浦尋常小学校として2教室 と教員住宅併設。明治43年(1910)苗羽小学校田浦分校、昭和46年(1971)廃校となる。
正門 校舎外観
△ 正門と切り妻瓦葺平屋建ての校舎。
廊下 教室内
△ 廊下と教室 小さな机に座ってみる人も。


姫路行フェリーと姫路城

次の見学地姫路城。家人は姫路城へは行かなくてもいいから、もう少し小豆島を見たいと。
団体ツアーでは従わなければ。 西端の「土庄港」で小豆島へ、東端の「福田港」から小豆島を後にする。小豆島急行フェリーで姫路へ向けて一時間40分 ぐらいの船旅です。
フェリー岸壁 アッパーデッキ
△ フェリー乗り場。△ フェリーの最上甲板で景色を眺めている
瀬戸内の島々 姫路城
△ 瀬戸内の島々も小さく見える時もある。△ 平成の大改修中の姫路城


姫路城西お屋敷跡庭園「好古園」

姫路城は、今年3月下旬まだ工事用の囲いが出来ていないときに来たので、皆さんと別行動で隣接の「好古園」を時間まで散策する。 昭和60年以来の発掘調査で確認された西御屋敷跡・武家屋敷跡・通路後などの地割を生かした九つの趣の異なった庭園群で構成されている。 姫路市制百周年を記念して造営され、平成4年に開園した池泉回遊式の日本庭園です。
好古園内配置図
△ 好古園内配置図
  表札 好古園正門
△ 石に彫られた表札。△ 好古園の正門
内門 水面に映る紅葉
△ 内門。△ 池面の映る紅葉
  紅葉その1 紅葉その2
△ 聞竹亭への道筋の紅葉。
紅葉その3 紅葉その4
△ 臨泉亭付近の紅葉。
紅葉その5 塀の道
△ 流翠亭付近の紅葉。△ 塀の囲まれた静かな道に着物姿


と、今回の短い旅も終わりましたが、穏やかな好天に恵まれ冬日としては絶好の旅行日和でした。

「栗林公園」の手入れの行き届いた松。「姫路城西御屋敷跡庭園 好古園」の手入れされたお庭などが印象に残りました。
「寒霞渓」は紅葉の時期は過ぎ去っていましたが、群馬の妙義山のような奇岩の山肌もそれなりの景色でしたが、 紅葉の盛りにもう一度来てみようと思いました。

平成22年12月7日作製